3月は、いよいよお米作りがスタートする季節です。
まずは、種籾(たねもみ)の温湯(おんとう)消毒をします。種をそのまま植えるとカビや細菌が繁殖してしまう恐れがあるため、殺菌をする必要があります。もし雑菌が繁殖してしまうと、稲が全滅してしまう事もあるので、とても大切な作業です。薬液に浸して殺菌をするのが一般的ですが、山燕庵では殺菌剤を使わずに、お湯に浸して消毒をする方法を採用しています。まずは、種籾を袋に入れます。今年はコシヒカリ以外に、お寿司専用の品種【笑みの絆】の育成を開始しますよ!
こちらが温湯消毒の機械です。
そして次は、苗箱の準備です。苗箱とは、お米の種を植える箱の事です。そして、種を植えるには土が必要ですので、育苗用の土の準備も同時に行います。ちなみに、苗箱には一定の規格があって、このサイズで苗を作ると、そのまま田植え機に入れる事ができるというわけです。
さて次は、苗箱に土を入れる作業です。全て手作業で行います。土の表面をビシっと平らにしないと、苗の高さが均一にならないので、これまた重要な作業です。ベテランの先輩から指導を受けながら、一つ一つ土入れをします。
何人かで手分けをして、ようやく完了!!週末には種入れをする予定です。
季節はいよいよ春本番ですね。季節の変わり目なので、体調を崩さないように皆さまお気をつけください。